JOURNAL
-
Interview薩摩焼十五代沈壽官 インタビュー
1598年豊臣秀吉朝鮮出征の際朝鮮半島より連行された初代・沈当吉以後400年以上にわたり薩摩焼を作り続けてきた。生成された白い粘土に透明な釉薬をかけて作る白薩摩、自然の状態の土を用いた民需品の黒薩摩を、焼き物がなかった地で生み出し、現在に至る。
-
Interview中薗 真幸 (川辺仏壇塗り) インタビュー
仏壇の漆塗りおよび漆塗りを鏡面にする蠟色(呂色)仕上げを主軸に、漆器製造や文化財の修復も行う。全国的に見ても廃仏毀釈が日本一厳しかった鹿児島鹿児島に洞穴を掘って信仰していたのが川辺仏壇の始まりと言われ、木地、宮殿、彫刻、蒔絵、塗り、仕上げ、金具の分業を一つの産地で行う。
-
Interview興紬商店 (本場大島紬) インタビュー
大島紬のデザインを考え職人に発注する織元。大島紬は奄美大島龍郷町発祥とされる絹の手織物で1300年ほどの歴史を持つ。製作は、30を超える工程を島内にいる職人の手作業により分業で行っている。伝統柄は、島の草花や生活用具などをモチーフにしている。
-
Interview金井 志人 (金井工芸) インタビュー
奄美大島に自生するシャリンバイ(島の言葉ではテーチ木)で染色し、泥の鉄分と化学反応させて色を作る泥染めを行う。伝統工芸品・大島紬に使用する糸を染める仕事を軸に、身の回りのものの染色や色自体を鑑賞する作品やインスタレーションも手掛けている。